2016年2月4日木曜日

春の装いにふさわしい半幅帯をアップ致しました。

春が待ち遠しい2月ですが、三橋工房では一足先に
春のお出かけが楽しくなる半幅帯をアップ致しました。
今回ネットショップでご紹介した半幅帯は、どれも
いつもの過程にひと手間加えた帯ばかりです。

三橋工房の型染めの技法は伝統的な手仕事により、
型付け、地入れ、色挿し、蒸し、水元、天日干しと
様々な過程を経まして、作品を製作しております。

この時期一番厳しいのが糊を洗い落とす「水元」
の作業です。手挿しをする度に、色留めの為の
蒸しから、水元というように作業を繰り返します。

水が冷たい時期の素手での糊落としの作業は、
糊も落ちにくく、春夏の倍の時間がかかります。
その後、新たに色挿しをした作品につきましても、
やはり蒸し、水元という作業を必ず繰り返します。

そのような丹念な手仕事の中から生まれてくる、
三橋工房の鮮やかな配色がほどこされた半幅帯。
ネットショップでぜひお楽しみ頂ければと存じます。


極彩色の富士山とランプとワインレッドの糸巻柄。
糸巻柄は数色色挿しした後に、ワインレッド一色に
染められているため、図柄自体に立体感を感じる。


ルビーレッドの牡丹唐草に、モノトーンの梅鉢柄。
ブラック一色で表現する事の多い梅鉢柄に、更に
ターコイズブルーでアクセント加え異なる表情に。



上品なベージュに映える菊に牡丹と、古代紫の蝶。
線の細い繊細な染まり柄の蝶は、型付けの作業に
熟練の技が必要で、一色で染めても存在感は抜群。







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