今週は４月のこの時期らしい柔和な暖かい
陽気に恵まれそうな１週間。日頃は何かと
慌ただしい気持ちも少し落ち着きそうです。
こういう時は部屋の中で普段は中々難しい
読書をして１日を過ごすのもよいものです。
ご縁があって休館前に伺う事の出来ました
博物館や美術館、文学館の図録集。それら
を見るのが何より楽しみです。お着物関係
のものを見ると、古人の衣裳の図柄や配色
が目に飛び込んできてくぎづけになります。
日本の伝統文化が長く連綿と息づいてきて
自分達のような職業がある事を実感します。
現在の状況が落ち着いてきましたら、また
再開をされる事を願うばかりです。その時
までは集めてきた図録を大切に拝見します。
目の前の事を粛々と始めていくのが生活の
リズムを作るのに重要な事だと気づかされ
ました。工房では日々の作業を変わりなく
繰り返し行っております。来たる展示会に
向けまして片付けも少しずつ進んでいます。
明日からは月も変わりまして気持ち新たに
して新しい事に取り組むには良い機会です。
三橋工房は今迄の歴史を大事に継承しつつ
これからも新しい伝統を作ってまいります。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
江戸時代末期から連綿と続いている
型小紋三橋工房。伝統の技術を継承
していく事が如何に困難であるかを
知らされる毎日です。ご先祖様達も
大変な時代を乗り越えたのでしょう。
写真を見る度に笑顔の後ろに時代の
沢山の苦労があったのではないかと
思います。現在お仕事を続けていく
事には感謝しかありません。いつも
明日を見て工房で作業をしています。
さて今年の前半の展示会の予定は今
の所未定でございます。状況が落ち
着きましたら工房で展示会を行なえ
たらと思い少しずつ準備をしており
ます。今後ご報告をさせて頂きます。
昨年から今季の為に準備しておりま
した新しい柄行きや新しい和小物も
ございます。いずれかのタイミング
にてご覧頂けたら幸いです。その際
はどうぞ宜しくお願い申し上げます。
自分なりに考えて新しい道を切り開
くのは大切であると学生時代に恩師
の先生から頂いた言葉をふと思い出
しました。地道にこつこつとという
先祖の教え。心の支えに頑張ります。
４月１日（水）から４月７日（火）迄
行ないました伊勢丹新宿店におけます
「江戸型小紋春の三橋工房展」。無事
に会期の最後迄終える事が出来ました。
お越し頂いた皆様有難うございました。
大変な環境の中にもかかわらず、毎日
店頭におります私どもにお気遣い頂き
本当に感謝しております。お客様皆様
に励まして頂きこの度無事に終える事
が出来ました。厚く御礼申し上げます。
毎日落ち着かない日々が続き久し振り
のご報告になってしまいました。誠に
申し訳ございません。時節柄上半期の
展示会ですがほぼ中止になってしまい
ました事もお知らせをさせて頂きます。
現在の時世が落ち着きましたら気持ち
新たに、展示会のご案内もさせて頂き
たく思っております。今暫く普段挑戦
出来ないような技術を磨く事。新しい
お品物も積極的に考案してまいります。
昨年から少しずつ準備しておりました
工房での展示会も時期は未定でござい
ますが考えています。ネットショップ
も粛々と進めてまいります。今後とも
型小紋三橋工房を宜しくお願いします。
