2018年8月30日木曜日

秋冬のイベントに向けまして現在大作に挑戦しております。

明日で8月も終わりになりますが、この所
夏と秋が交互に訪れます。型小紋三橋工房
では秋冬のイベントに向けて大作に挑んで
おります。6代目三橋京子も何年振りかで、
超大作の作品に毎日毎日向かっております。

三橋工房では一つの作品に対してその都度
一つ一つ手作りで染め色を作っております。
作品に対し唯一無二の染め色になっており
ます。また染め色につきましては三橋京子
自身が選定を行い、配色を決めております。

写真の作品につきましても、沢山の染め色
で色挿しをする前、実際染める反物の端で
試し染めを行い、実際の配色を確かめます。
これは三橋工房のどの作品につきましても
選定時には毎回同じ作業を行っております。

写真の作品は1点物ですし最後の仕上げも
ごあいますので、どの展示会でご覧頂ける
か今だ未定ではございますが、もし実際に
ご覧頂く際には、三橋京子の手掛ける配色
の妙もお愉しみ頂ければと思っております。

現在もう一つ作品を毎日こつこつ手掛けて
おりますのでどうぞお愉しみくださいませ。
秋冬のイベントに向けましてお客様皆様に
沢山作品をご覧頂ける事を目標に、この先
まだまだ工房の中で製作は続いていきます。


2018年8月20日月曜日

10月24日(水)から伊勢丹新宿店のイベントが始まります。

お盆も過ぎて夜になると鈴虫の音が聞こえ、
秋の気配をほんのわずかにですが、感じる
ようになりました。昼の暑さも少し和らい
だような気が致します。涼しさ感じた土日
には、工房では片付けの作業を行いました。

段々と夏から秋へと気配を深めていく中で、
先日は名古屋での秋のイベントのご案内を
致しましたが、東京では伊勢丹新宿店にて、
10月24日(水)から10月30日(火)
まで「秋の型小紋三橋工房展」を行います。

今回は新柄を含めた豊富な柄行きで彩った
リバーシブル半幅帯や、秋冬色の濃い色の
お着物にもよく映える絹地綿地の名古屋帯、
秋冬の装いを彩る小紋のお着物に、羽織物
やコート、手袋等に季節の和小物もご紹介。

そしてお着物だげでなくお洋服の際にお召
し頂けるコートやトートバッグ、ショート
ブーツもご紹介する予定です。またロング
タイプのがま口やパッチワークポーチ等の
可愛い和雑貨もございますのでお楽しみに。

お着物や帯、そして日常使いの和雑貨まで
幅広く型小紋三橋工房の伝統の意匠を沢山
お愉しみ頂けます秋のイベントになります。
秋色のもとお時間がございましたらどうぞ
お出かけください。宜しくお願い致します。

※写真のショートブーツの図柄は参考商品に
 なりますので、実際にご覧頂ける図柄とは、
異なる場合がございます。予めご了承くだ
 さいますよう、宜しくお願い申し上げます。

「秋の型小紋 三橋工房展」
ー秋冬を彩る型染の手仕事ー
場所:伊勢丹新宿店 本館7階=呉服
   和装小物雑貨
期間:2018年10月24日(水)~10月30日(火)
時間:午前10時30分~午後8時(毎日在店します)



2018年8月15日水曜日

10月は「月日荘」さん〈名古屋〉にてイベントがございます。

毎年5月に実施していました月日荘さん〈名古屋〉
での三橋工房展ですが、今年は10月に行います。
秋風を感じる静かな佇まいの中で、秋冬の装いを
ご紹介させて頂きます。三橋工房の王道の図柄は
勿論の事新しい図柄もご覧頂く予定です。季節に
映える三橋工房の新しい配色もお愉しみください。

今回ご紹介させて頂くのはリバーシブル半幅帯や、
表情が豊かな絹地や綿地の名古屋帯、職人の手に
よる繊細な色挿しが施された小紋の着物や羽織物。
またそれらに合わせて、三橋工房の伝統の意匠を
生かした和小物も沢山ご紹介させて頂く予定です。

月日荘さんにて行う年に1度の型小紋三橋工房展。
久しぶりの秋の展示会に、私どもも今からとても
楽しみにしております。10月の穏やかな秋の日、
お時間がございましたらお立ち寄りくださいませ。
素敵な空間で皆様のお越しをお待ちしております。


「月日荘(つきひそう)」〈名古屋〉さんのイベント
ー10月のイベント 型小紋 三橋工房展ー
会期:10月12日(金)~10月21日(日)
(在店日は10月13日(土)・14日(日)のみ)
時間:11:00~19:00 期間中は無休です。


〈月日荘〉さんのお問い合わせ先
(愛知県名古屋市瑞穂区松月町4-3-2)
TEL:052-841-4418
※現在8月は〈月日荘〉さんはお休みになります。
 次回営業日は9月15日(土)から24日(月)
 迄になりますので、どうぞご注意くださいませ。


2018年8月10日金曜日

10月からのイベントに備え半幅帯を連日製作中です。

夏の暑さが衰えを知らぬ中、先日早くも
立秋を迎えました。秋への実感は遠い先
になりそうですが、三橋工房では10月
以降に予定されている秋冬のイベントに
向けて、連日半幅帯を製作しております。

写真の図柄は工房では通称「室町鋏」と
呼ばれている図柄で、初代が江戸時代に
男性の羽織の裏地に興したものと言われ、
「悪いものを断ち我が身を守る」と言う、
縁起の良い意味として用いております。

この柄を色挿しする際には、鋏柄に糊を
置いた状態でする場合と、糊を落とした
状態でする場合があり、出来上がり後は
一見縞模様に見えますが、よく見ますと
糸切鋏柄でグラデーションが楽しいです。

私どもが日々試行錯誤を繰り返しながら、
染め上げた半幅帯をお客様皆様が大切に
して頂いているかと思いますと、自然に
日々の作業に力が入ります。その信頼に
応えるべく伝統の技術を守っていきます。


2018年8月3日金曜日

秋冬のイベントに向けまして現在製作をしております。

7月から続くこの暑さは8月に入っても変わらず、
東京でも今までに感じた事のないような暑い日が、
毎日続いております。三橋工房は秋冬のイベント
に向けましてこの暑さを味方にしつつ、外仕事の
糊落としや天日干しの作業をこなしております。

工房の型染めの特徴としましては、手挿しにより
ます、めりはり効いた奥行きを感じさせる配色と、
存在感のあるくっっきりとした柄行きになります。
その要となる型付けの糊落としの作業も、ここの
ところの高い水温では、すっと落ちてくれます。

冬の寒い日には水温が零度以下になる場合もあり
ますが、素手で落とす作業に変わりはありません
ので、中々厳しい作業となり、寒さで糊も頑固に
なってしまうので、職人泣かせの作業の一つです。
季節毎の特徴と上手に付き合いながら作業します。

来週の始めには早くも立秋が訪れるという事です
が、まだまだ実感が涌くのには時間がかかります。
これからも夏の虫の音を聞きながら、こつこつと
秋冬に向けて製作を続けてまいります。暑い日が
続きますが皆様もくれぐれもご自愛くださいませ。





2018年8月1日水曜日

江戸川区の伝統工芸保持に尽力させて頂いております。

型小紋三橋工房は東京江戸川区にある型染めの工房です。
江戸川区には伝統工芸も数多く現存しており、その中で
今から35年前に江戸川区主催の伝統工芸展を契機とし、
「江戸川伝統工芸保存会」という江戸川区内の伝統工芸
に従事する職人の会が発足、三橋工房も在籍しています。

この会は江戸川区内の伝統工芸の技術の保存、次世代へ
技術の継承、更に発展・向上を目指して設立されました。
現在在籍18名と少人数ながらも、区や区民の皆様にも
活動する際にご支援して頂き大変有難く思っております。
私どもも年間を通して、会の活動にも参加しております。

主な活動は伝統工芸展の展示・実演会を始め、地域行事
に参加し、区内の小中学校で体験授業を行っております。
この度保存会の活動を少しでも多くの皆様に知って頂き
たく、フェイスブックとインスタグラムを開設しました。
もしお時間がございましたらご覧頂けましたら幸いです。

「江戸川伝統工芸保存会 フェイスブック」はこちらへ
「江戸川伝統工芸保存会 インスタグラム」はこちらへ
皆様どうぞ宜しくお願い申し上げます。型小紋三橋工房
のフェイスブックとインスタグラムも、ご覧頂き有難う
ございます。引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。