2016年9月24日土曜日

工房の伝統と歴史に彩られた絹地の半幅帯。

「三橋工房の半幅帯」といいますと、綿地の帯の
イメージがございますが、お客様のご要望もあり、
絹地の半幅帯も時には染めております。今回は
イベントに合わせ久しぶりに、絹地も染めました。

今回ご紹介する組み合わせの帯は、三橋京子の
渾身の作品になります。図柄の選定から、配色に
いたるまで、きめ細かく長い時間をかけて準備し、
最近になりまして、ようやく完成にいたりました。

写真の図柄は「切紙花鳥風月×古代柄菊に流水」。
花鳥風月の図案は、三橋工房の5代目の栄三が、
昭和30年代におこしたもので、江戸紅型の染めに
果敢に挑んでいた、まさに最盛期のものになります。

江戸時代末期におこしたといわれる、菊に流水柄の
図案との組み合わせには、三橋工房に代々伝わる
型染めの伝統と、5代目から6代目へ2代にわたる
職人の歴史のつまっている、こだわりの逸品です。

【絹地半幅帯:切紙花鳥風月×古代柄菊に流水】




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